発音

英語が伝わらない原因は「発音」じゃない?伝えるには発音よりリズム!

カタカナ発音でも通じる人と、発音がきれいでも通じない人の違いってなんでしょう?

答えは、リズムです。

英語は、

  • 強く読むところ
  • 弱く短く流すところ
  • くっつけて読むところ
  • 少し間を置くところ
  • 一気に言うかたまり

がはっきりしています。
全部の単語を、同じテンポで、同じ長さで、同じ重さで読んでしまうと、途端に伝わらなくなります。

たとえば、
I want to go to the station.
を、

アイ・ウォント・トゥー・ゴー・トゥー・ザ・ステーション
みたいに全部きちんと読もうとすると、英語としては逆に聞きにくくなります。

I WANT to GO to the STATION.
のように、
want / go / station が前に出て、
to / the は短く流れます。

さらに、
I want / to go to the station
のように、意味や語のかたまりに関係なく区切ると伝わりづらくなります。
I want to go to the STATION.
区切らずに、最後の station がいちばん聞こえるように読むのが自然です。
区切るなら、意味のかたまりや、英語でよく一緒に使う語のまとまりを壊さないことが大事。

つまり、英語のリズムは、

弱く読む単語を短くすること。
つながるところはつなげること。
区切りは、意味のかたまり・語のまとまりにすること。

短いチャンクで強弱のリズムをつかむ

Would you like a CUP of COFFEE?
コーヒーいりますか?

cup と coffee は、はっきりと。

YouGlishで聞く
ボタンを押すことで、
Would you like a cup of coffee?だけを次々に聞くことができます。
スピード調整もできます。


Can I GET a GLASS of WATER?
水を一杯もらえますか?

Can I get a は軽く一気に言います。
glasswater を強く言います。
of は弱く短く流れます。

YouGlishで聞く


I NEED to TALK to YOU.
あなたと話す必要があります。

need / talk / you は、はっきりと。
to は弱く流れます。

YouGlishで聞く

少し長い文は、意味のまとまりやセット表現を意識して区切る

短い文は、基本的に一気に言います。
問題は、少し長い文です。

英語を読もうとすると、つい単語を1つずつ追ってしまいます。
また、文法の見た目で変なところで区切ってしまいがちです。
その結果、本来つながって聞こえるところを切ってしまったり、逆に意味の中心が見えなくなったりします。

練習①

YouGlishで聞く

A theme that I learned when I was trying to figure out my way is that there are so many twists and turns and coincidences, and that’s what happened to me.
自分の進む道を模索していたときに学んだことは、人生には本当にたくさんの紆余曲折や偶然があるということです。そして、それがまさに私にも起きました。

この文は長いですが、このように、意味のかたまりで見ると読みやすくなります。

A theme that I learned
私が学んだテーマ
この文では、A theme that I learned までが主語のまとまりです。
ですので、ここは一気に言います。

when I was trying to figure out my way
「自分の道を模索していたとき」という背景説明。

is that there are so many twists and turns and coincidences
たくさんの紆余曲折や偶然があるということ
is that から、学んだ内容に入ります。
there are so many twists and turns and coincidences は、
twists / turns / coincidences が並んでいるので、ここが耳に残ります。

and that’s what happened to me
最後の and that’s what happened to me は、
「それが私にも起きた」という締めです。

練習②

YouGlishで聞く

but I don’t think we have as clear a sense of what is the sort of strategic goal of that engagement.
でも、その取り組みの戦略的なゴールが何なのか、私たちはまだそこまではっきり見えていないと思います。

but I don’t THINK we have as clear a SENSE of / what is the sort of strategic / GOAL of that enGAGEment.
YouGlishで聞くと、こんな感じで区切っているのがわかります。

区切りのかたまりで見ると、

but I don’t THINK we have as clear a SENSE of
でも、私たちが、そこまではっきりした認識を持っているとは思わない
sense of はセットなので、as clear a SENSE of は、途中で区切りません。
同じように、
depend on
kind of
sort of
a lot of
because of
interested in
looking for
figure out
なども同様です。

what is the sort of strategic
「どのような戦略的な」と前置きして

GOAL of that enGAGEment.
「その取り組みのゴールなのか」と続く
この文で一番相手に問うているのは、goal です。
ようするに、ゴールがなんなのかわからないよ、というのがこの長文の主旨です。
なので、goal をゆっくり、はっきりと言っています。

まとめ

英語が伝わらない原因は、発音のきれいさだけではありません。
r や th を直す前に、まず見た方がいいのは リズム です。

英語は、

  • 単語を1つずつ区切らない
  • 英語のセット表現の間で区切らない
  • 意味のまとまりの途中で区切らない
  • 弱い語は短く流す
  • 強く聞こえる語を文の山にする

本来つながるところを切ってしまったり、逆に文全体を平らに読んでしまったりすると、途端に伝わりづらくなります。

sense of を切らない。
figure out を切らない。
would you like acan I get a のような定番フレーズは、単語ごとに区切らない。

こういう小さなまとまりを耳でつかめるようになると、英語はかなり聞き取りやすくなります。
ぜひ実際の音を繰り返し聞いてみてください。

この記事では、長い文の流れや区切り方を見ました。
RとLのような単音の違いについては、こちらで書いています。
その指摘、要る? “R”と“L”の違いにこだわりすぎ問題
また、単語と単語がつながって聞こえる理由は、こちらの記事でまとめています。
what do you が「ワダヤ」に聞こえる|リンキングをカタカナで再現

発音・リンキング・英語の音のつながりは、発音カテゴリにまとめています。
発音カテゴリの記事一覧はこちら

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英語のリズムは、文字だけではつかみにくいです。

どこがつながるのか。
どこが弱く流れるのか。
どこが少し強く聞こえるのか。

この記事では、YouGlishで実際の発話を確認するリンクを入れています。

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