英語には、日本語に訳すと「同じ意味」に思える単語がたくさんあります。
特に動詞。今回は、「理解する」に焦点を当ててみたいと思います。
英語で「分かる・理解する」は何通りもある?
たとえば…
- get
- take in
- understand
- figure out
- catch on
- appreciate
- make sense
・カジュアルなのかフォーマルか?
・すぐわかったのか、考えてわかったのか
・共感の有無
によって使う語が変わります。
「分かる・理解する」の英語表現、それぞれのニュアンスと使い分け
| 英語表現 | 意味・ニュアンス | カジュアル度 |
|---|---|---|
| get | (ざっくり)わかる・理解した! 超口語で、「わかった!」 | ★★★★★ |
| take in | (情報・内容を)飲み込む・受け入れて理解する 情報量が多い時・急な話で、すぐには頭に入らない時 | ★★★★☆ |
| understand | (論理的に)理解する もっとも基本的。理由・気持ち・内容を理解する時に、会話〜書き言葉まで幅広くOK | ★★★☆☆ |
| figure out | (考えて)解決・理解する 問題や仕組みを時間かけて理解する時 | ★★★★☆ |
| catch on | 話の流れ・意図がだんだん見えてくる/コツを掴む 会話で「だんだんわかってきたぞ!」に最適。ちょい軽め | ★★★★☆ |
| appreciate | (相手の立場・背景などを)理解して共感する 感情・配慮も含む。フォーマルな文章や感謝表現で◎ | ★★☆☆☆ |
| make sense | (理屈的に)筋が通ってる、わかるよ、なるほど! | ★★★★☆ |
使い方例
口語で「分かった」 get
A: You have to press this button first.
(先にこのボタンを押すんだよ。)
B: Oh, I get it now.
(あ、わかった。)
I don’t get what you mean.
(言ってる意味がわからない)
情報量が多い→take in
A: The new system has five different approval steps.
(新しいシステムには5つの承認ステップがあります)
B: That’s a lot to take in. Can you explain it one by one?
(一度に理解するには多いですね。1つずつ説明してもらえますか?)
It was too much information to take in at once.
(情報量が多くて飲み込めない)
急な話を理解して受け止める→take in
A: I have some sad news. She passed away last night.
(悲しい知らせがあるの。彼女、昨夜亡くなったんだ。)
B: I’m sorry… I need a moment to take that in.
(ごめん……少し頭と気持ちを整理する時間がほしい。)
※take in は、ただ「意味がわかる」だけでなく、急な話やショックな事実を頭と気持ちで理解して受け止める時にも使います。
理由・気持ち・内容を理解する→understand
A: I’m sorry I replied late. I was in meetings all day.
(返信が遅くなってすみません。一日中会議でした。)
B: I understand. Don’t worry about it.
(わかりました。気にしないでください。)
I understand why you’re upset.
(あなたが怒っている(落ち込んでいる)理由は理解できます)
考えて答えを見つける→figure out
A: Did you fix the login error?
(ログインエラー直した?)
B: Yeah, I figured out what was causing it.
(うん。何が原因だったのかわかったよ。)
A: Did you figure out the answer to the quiz?
(クイズの答え分かった?)
B: Yeah, I figured it out.
(わかったよ。)
コツをつかむ→catch on
A: She just started using the tool yesterday.
(彼女、そのツールを昨日使い始めたばかりだよ。)
B: Really? She caught on fast.
(本当?飲み込みが早いね。)
だんだんわかってくる →catch on
A: Is this game confusing?
(このゲーム、難しい?)
B: A little, but I’m starting to catch on.
(ちょっとね。でもだんだんわかってきた。)
大変さ・価値をちゃんと理解する→appreciate
A: I’ve been handling most of this alone.
(これ、ほとんど一人で対応してたんだ。)
B: I appreciate how hard that must be.
(それがどれだけ大変だったか、よくわかるよ。)
My mom does so much for me.
(お母さんは私のためにすごく色々してくれる)
I don’t think I appreciated it when I was younger.
(若い頃はそのありがたみがわかってなかったと思う。)
やっと筋が通った/納得できた、なるほど!→make sense
A: He was quiet because he didn’t sleep last night.
(彼、昨日寝てなかったから静かだったんだって。)
B: Oh, that makes sense.
(ああ、そういうことか。)
A: The button didn’t work because the setting wasn’t enabled.
(設定が有効になっていなかったから、そのボタンが動かなかったんです。)
B: Ah, that makes sense.
(ああ、なるほど。納得です。)
日常会話ではget, make senseが圧倒的によく使う
日常会話で多いのはこの2つ。
日常会話中の、「わかった」はだいたいgetで表現することが多いです。
なるほど!という時にはmake sense
figure out / catch on / take in / appreciateは、場面限定
understand は、get より少しきちんとした感じです。
まとめ
日常会話では get と make sense がかなり多いです。
understand も普通に使うけど、get より少しきちんとした感じ。
figure out は「考えてわかる」。
catch on は「だんだんわかってくる」「コツを掴む系のわかる」。
appreciate は日常の「わかる」ではなく、「ありがたみ・大変さを理解する」。
take in は「情報や出来事を受け止める」。
使い分けに悩む語は他にもたくさんあります。
例えば、
realize・notice・recognize の違いとは?「気づく・認識する」の英語使い分け
search・look for・check・look up の違いとは?「調べる・探す」の英語使い分け
こちらのカテゴリ「日本語に訳すと同じ意味」にまとめているので、是非ご覧ください。
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