the と a の使い分け難しくないですか?そもそも日本語には冠詞ってないですし。
私は中学生の時、
- 「その」と訳せる
- 共通認識があるならtheを使う
- 特定できるものはtheを使う
って教わりました。そもそもこれが冠詞嫌いになった根本です。
共通認識ってことは、相手がどの空港か知ってるか知らないかによって、an airport か the airport か変わるの?? と、一生懸命推理していた私がバカみたいです。
この共通認識が・・っての誰が言い出したんでしょうね?
正しい冠詞の使い分け方
私は今、ざっくりこう考えています。
- 物体・施設・1つの例・1つのモノ → a / an
- 機能・役割を利用すると言いたい時、特定ができる時 → the
- 数えられないもの・固有名詞 → 無冠詞
細かいルールはありますが、基本的には、この感覚です。
たくさんある中のどれか1つの物体を指すとき、 a / an
ざっくり言うと「たくさんの候補からどれでも1つ」として見ているとき
例:
- a bank
銀行1店舗 - a hospital
病院1施設 - an airport
空港1施設 - a phone
電話機1台
There is an airport near my house.
家の近くに空港がある。
この場合は「空港という1つの施設」として捉えています。空港という建物・施設があって、飛行機に乗るとかは関係ありません。たくさんある空港というモノの一つが家の近くにある。ということです。
何かしらの機能や役割を利用すると言いたい時、特定したいときは、the
機能・役割・用事先・交通拠点を利用するという意味になるとき
- go to the bank
銀行に行く(お金降ろしてくる、入金してくる) - go to the hospital
病院に行く(受診する、お医者さんに診てもらう) - go to the airport
空港へ行く(出発・到着の交通拠点としての空港) - on the phone
電話中(通話をしている) - take the train
電車で行く(電車という手段で行く)
I’m going to the airport.
空港に行く予定
この場合は、 飛行機に乗る/迎えに行くなど、交通拠点・交通手段として空港を利用しにいく。ということです。
どの空港でもいいから飛行機を見にいくときは I’m going to an airport to see airplanes.
飛行機に乗るために空港にいくときは I’m going to the airport.
話の中で「それ」と特定できるとき
- the book on the table
- the airport near my house
- the office I work at
本ならなんでもいい、どれでもいい、という訳ではなく、
「一つだけのもの」を特定したい時は the
数えられないもの、固有名詞は、無冠詞
「1個の物体」として数えられない、固有名詞については、基本的に a / an / the をつけません。
たとえば、
- time(時間)
- money(お金)
- information(情報)
- work(仕事)
- Amazon
- Tokyo
Do you have time?
時間ある?
I need information.
情報が必要です。
I work at Google.
Googleで働いています。
こんな感じです。
タイトルの答え I need to go to a bank. は間違い?
完全に間違いではありません。が、ちょっと不自然かもしれません。
I need to go to a bank.
「どこでもいいから銀行という種類の場所に行く必要がある」というニュアンスです。
go to the bank は、「銀行という建物に行く」ではなく、
お金をおろす、振り込みをする、口座のことで行く みたいに、
銀行ですることがあるときの言い方です。
だから、普通に「銀行に行かなきゃ」と言うなら、
I need to go to the bank.
たとえば、
I need to find a bank.
銀行を探さないと。
なら自然です。
この場合は、「銀行という施設を探している」ので a bank です。どこでもいいから銀行という一つの施設を探しているって感覚です。
go to the bank =銀行という場所に行くというより、「銀行を利用する」
と覚えた方が簡単かもしれません。
日本語で言うところの、
「お金おろしに行ってくる」を「銀行行ってくる」に代替えする感じと同じですね。
こんなややこしいものがなぜ存在するのか?
けっこうネイティブの人達は、無冠詞で何も指摘しないから、あんまり困ったことはありませんでした。間違っていても通じてしまうのです。
銀行いきたいから乗せてって って言う時も、
I wanna go to bank. Can you give me ride?
とかでOKOKって感じだったんですよね。完全に冠詞が行方不明 。
「あー日本人だから」って思ってくれてるっぽく。
(正しくは、I wanna go to the bank. Can you give me a ride? )
大して意味はないし、冠詞ってない方が効率的だしすっきりすると思っていました。なのに使いやすく形を変えることで有名なアメリカ英語で使い続けられているのは、個人的に、「発語の流れ」や「はずみ」みたいのに役立っているからじゃないかと思っています。
冠詞はリズムの部品でもある
英語は強弱の言語です。強く読むところがあれば、弱く流すところも必要です。
その「弱」の部分を作るのに、冠詞はけっこう都合がいい。
たとえば、
go to the bank
→ GO tə thə BANK
give me a ride
→ GIV mee ə RIDE
on the phone
→ on thə PHONE
take the train
→ TAKE thə TRAIN
冠詞は強く読みません。
a は「ア」とはっきり読むというより、軽く「ə」。
the も「ザ」と強く読むより、軽く「thə」。
冠詞は英語のリズムを作るのに大事な部品なのである、という辿り着いた持論を大事にしていますw
いらないものを学ぶよりモチベがわきますから。
最後にクイズ
___ に a / an / the / 無冠詞 を入れてみてください。答えはページ最下部です。
- 時間ある?
Do you have ___ time? - 今何時かわかる?
Do you have ___ time? - 今日の天気どう?
How’s ___ weather today? - ニュース聞いた?
Did you hear ___ news? - ネットで見つけた。
I found it on ___ Internet. - ラジオで聞いた。
I heard it on ___ radio. - 彼女は電話中です。
She’s on ___ phone. - 電車で行った。
I took ___ train. - 今、会社にいる。
I’m at ___ office. - 銀行に行かないと。
I need to go to ___ bank. - 医者に行く予定。
I’m going to ___ doctor. - 病院に行った方がいいよ。
You should go to ___ hospital. - 駅の近くに病院がある。
There is ___ hospital near the station. - 彼は病院で働いている。
He works at ___ hospital. - 彼女は入院している。※アメリカ英語
She’s in ___ hospital. - 彼女は入院している。※イギリス英語
She’s in ___ hospital. - 昨日7時に会社を出た。
I left ___ office at seven yesterday.

クイズの答え
Do you have time?
時間ある?
Do you have the time?
今何時かわかる?
How’s the weather today?
今日の天気どう?
Did you hear the news?
ニュース聞いた?
I found it on the Internet.
ネットで見つけた。
I heard it on the radio.
ラジオで聞いた。
She’s on the phone.
彼女は電話中です。
I took the train.
電車で行った。
I’m at the office.
今、会社にいる。
I need to go to the bank.
銀行に行かないと。
I’m going to the doctor.
医者に行く予定。
You should go to the hospital.
病院に行った方がいいよ。
There is a hospital near the station.
駅の近くに病院がある。
He works at a hospital.
彼は病院で働いている。
She’s in the hospital.
彼女は入院している。※アメリカ英語
She’s in hospital.
彼女は入院している。※イギリス英語
I left the office at seven yesterday.
昨日7時に会社を出た。