Google Playにあるアプリ、高くない?
そんな風に思ったことありませんか?
無料と書いてあるのに、途中から購入しないと進めない。
無料だと広告ばっかり出て邪魔でしょうがない。
サブスクアプリは高額商品ばっかり。
その理由について今日は深堀りしたいと思います。
新規参入アプリはGoogle Playの検索結果に出てこない
検索結果に表示されない=見つけてもらえない
英語学習アプリを探している人が、Google Playで「英語」「英単語」「TOEIC」などと検索する。
そこで表示されなければ、その人にとってそのアプリは存在していません。
上位表示されない、ではありません。
表示されないんです!(表示上限は250程度と言われています。それに入らないのです)
検索結果の下の方にいるなら、まだ可能性はあります。
でも、検索結果に表示されないなら、ユーザーは見つけようがありません。
開発者の管理画面にはある。
Google Play上にもURLはある。
でも、検索しても出てこない。
検索結果に表示されなければ、存在していないのと何も変わりません。
広告費を捧げないと実績を積めない
では、どうしたらいいのか?というと、実績を積むしかないのです。
アプリ公開後2週間のインストール数が重要、インストール実績が表示順を大きく左右する
ASOなんて何の足しにもなりません。
正確に言えば、検索結果に表示される土俵に乗れているアプリなら、ASOには意味があります。
でも、そもそも検索結果に表示されない新規アプリにとっては、タイトルを整えても、説明文を作り込んでも、スクリーンショットを改善しても、ユーザーに見られる機会がありません。
なぜなら、新しく公開したアプリには、当然ながらインストール実績がないからです。
レビューもありません。
評価もありません。
利用者数もありません。
でも、Google Playの検索結果に表示されるためには、こうした実績が必要になってきます。
ここで大きな矛盾が起きます。
インストール実績がないと、Google Playの検索結果に表示されない。
でも、Google Playの検索結果に表示されないのであれば、インストールなんてされません。
インストールされないから、実績も増えない。
実績が増えないから、検索結果にも表示されない。
卵が先か、鶏が先か。
ではどうするのか?
Googleに広告費を捧げ、スポンサー位置に表示してもらうしかありません。
Google Playの検索結果の一番上に出てくる「スポンサー」表示です。
でも、当然ながら広告費がかかります。
そしてここで、良心的な低価格アプリは一気に不利になります。
月額280円アプリは、広告を出すと大赤字になる
たとえば、月額280円のアプリがあるとします。
1人のユーザーが有料登録してくれても、売上は月280円です。
月額280円 × 1人 = 月280円
仮にその人が6か月続けてくれたとしても、
月額280円 × 6か月 = 1,680円
ここからGoogle Playの手数料なども引かれます。
つまり、開発者側に残る金額はさらに少なくなります。
一方で、広告で1人インストールしてもらうには広告費がかかります。
たとえば、広告で1人インストールしてもらうのに500円かかったとします。
その人が無料トライアルだけで終わったら、売上は0円です。
広告費:500円
売上:0円
差額:-500円
有料登録して1か月使ってくれたとしても、
広告費:500円
売上:280円
差額:-220円
この時点で赤字です。
しかも、インストールした全員が有料登録するわけではありません。
10人インストールして、そのうち1人が有料登録したとします。
1インストール500円なら、
広告費500円 × 10人 = 5,000円
有料登録した1人の売上は月280円。
6か月続けても、
280円 × 6か月 = 1,680円
広告費5,000円には届きません。
つまり、月額280円のような低価格アプリは、広告を出すほど赤字になる仕組みなのです。
低価格で良心的に作るほど、生き残れない世界
ユーザーにとって続けやすい価格にする。
余計な機能を増やさない。
高額課金に誘導しない。
アプリ内広告を入れない。
必要な機能だけを、できるだけ安く提供する。
そういう方針で作るほど、広告費を回収できません。
つまり、良心的に作るほど広告を出せない。
でも、広告を出せなければ検索結果に表示されない。
検索結果に表示されなければ、インストールされない。
インストールされなければ、実績が増えない。
実績が増えなければ、さらに表示されない。
という負のループから抜け出せません。
これが、良心的な低価格アプリがGoogle Playで存在できない理由です。
逆に、広告を出しやすいのは高額課金できるアプリです。
月額が高い。
買い切り価格が高い。
アプリ内課金が多い。
広告表示で収益化できる。
一部のユーザーから大きく課金してもらえる。いわゆる一部の廃課金ユーザー狙い。
こういうモデルなら、1人のユーザーから得られる売上が大きいため、広告費をかけやすくなります。たとえば、1人のユーザーから数千円、数万円の売上が見込めるアプリなら、広告費をかけても回収できる可能性があります。
それでもMETを低価格にした理由
英語学習アプリ「MET」は、月額280円です。高額な英語学習サービスではありません。
派手な機能を詰め込むのではなく、英語学習に使いやすい内容に絞りました。
METでは、単語・チャンク・例文音声・同義語の使い分け・TOEICでの出題傾向などを確認できます。
目指したのは、便利で、手軽で、低価格で、シンプルで、実用的な英語学習アプリです。
英語学習は、続けることが大切です。
だからこそ、できるだけ続けやすい価格にしました。
でも、低価格にすると広告を出せません。
広告を出せないと、Google Playで見つけてもらえません。
見つけてもらえなければ、インストールされません。
なので
ここまで長々と怒りをぶちまけてきましたが、何が言いたいかといいますと、
低価格アプリは、紹介で広がるしかない。だから拡散お願いします!
ということです。
ブログや記事で知ってもらう。
実際に使った人に紹介してもらう。
必要としている人に届くように地道に発信する。
どうか、よろしくお願いいたします!!!
