信じていいの?学校英語と英語学習サイト

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前のコラムで「伝わればいい」と書いておいて何ですが、はじめから間違ったものを学ぶのはやはり非効率。できれば、最初から正しい情報をインプットしたいものです。

「この表現が丁寧です」「ネイティブもよく使います」 ──英語学習サイトでそんな断言をよく見かけます。でも、本当にそれ、ネイティブが日常で自然に使ってる?が今日のテーマです。
アプリを作るにあたり、他のいろいろな英語学習サイトを調べました。そこで発見したのは…?!

「正しい」と「自然」は別物。むしろズレていることすらある。
今回はそんなネット英語神話を実例とともに検証していきます。

その英語本当に自然ですか??

英語学習サイトでの実例を検証

  1. “May I have ~?” はレストランでの定番表現? → ❌
    「丁寧な表現」として紹介されがちだが、実は日常の注文シーンでは不自然。
    ネイティブは “Can I get ~?” や “I’ll have ~.” を使うのが圧倒的。
  2. “often” は否定文か疑問文でしか使えない? → ❌
    “often” は肯定文でもバンバン使われる。“I often see that client.” は普通に自然。
    文法的にもネイティブ感覚的にも誤りで、言いきっているのがヤバい。
  3. “dashing” は日常的に使うおしゃれな表現? → ❌
    「魅力的」という意味で使えなくはないが、実際は古風・ジェントルマン寄り。
    現代では“good-looking”や“charming”が自然。
  4. “I have been to New York.” は一度しか使えない? → ❌
    現在完了形の制限を誤解しているパターン。複数回訪問も文脈次第で表現できる。
  5. “as a form of distraction” は一般的な「気晴らし」表現? → ❌
    意味として成立はするが、実際には「気を紛らわせる/逃避」的ニュアンスが強く、気晴らし・気分転換として自然に言うなら、“It was a good diversion.” のような表現のほうが一般的

あいむふぁいんせんきゅーえんどゆー?

学校で英語の授業の度に繰り返したこの言葉。(今もなのかな?)
残念ながら、ネイティブの日常会話ではかなり不自然で、実際にはまず使われません

✅ 儀式的すぎて「型」にはまりすぎている印象
✅ 健康状態が悪くない限り、普通は “fine” とは言わない

ネイティブがよく使うHow are you への返し方(カジュアル)

返しニュアンス
Good, thanks! You?一番よく使う。カジュアルで自然。
Pretty good. How about you?“まあまあ元気だよ” 的なリアルな回答。
Not bad. You?無難でよく使われる。
Doing great, thanks! And you?ポジティブな印象。元気アピールにも。
I’m okay. How about yourself?少しフォーマル・控えめ。
英語での挨拶への返答例

厳密には「あなたの調子どう?」という意味の質問文ですが、
ネイティブの日常会話では

  • 質問ではなく、あいさつ(=答えなくても成立する)
  • 「Hello」に毛が生えた程度の軽さ
  • 真剣な意味はない

なので「How are you 」に対して「How are you 」って返すのも自然です。

なぜ誤解が広がるのか?

  • 英語学習の多くが「文法」ベースになっており、ネイティブ感覚が抜け落ちやすい
  • 「正しい=自然」と思い込みがちだが、言語は文脈・温度感・距離感が命
  • 誰でも情報を発信できる時代ゆえ、「個人の思い込み」「ズレた断言」が無防備に広まりやすい
  • 地域によってもだいぶ違う(イギリスとアメリカもそうだが、アメリカ国内でも)

このアプリのこだわり:リアルに使えるかどうかがすべて

だからこそ、私たちのアプリでは「文法的に正しいか」ではなく「ネイティブが聞いて違和感なく受け取れるか」「本当にその場面で使うか」を重視しています。
伝わればいい。でも、せっかく学ぶなら、伝わるうえに自然な英語を。
覚えなおしは大変… 学校で習った英語を覆す大変さと言ったら…

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